wisの与謝野晶子(1)『全訳源氏物語』より「若菜 上」 cover art

wisの与謝野晶子(1)『全訳源氏物語』より「若菜 上」

Preview
Free with 30-day trial
Prime logo New to Audible Prime Member exclusive:
2 credits with free trial
1 credit a month to use on any title to download and keep
Listen to anything from the Plus Catalogue—thousands of Audible Originals, podcasts and audiobooks
Download titles to your library and listen offline
₹199 per month after 30-day trial. Cancel anytime.

wisの与謝野晶子(1)『全訳源氏物語』より「若菜 上」

Written by: 紫式部, 与謝野 晶子(訳)
Narrated by: wis(ないとうさちこ)
Free with 30-day trial

₹199 per month after 30-day trial. Cancel anytime.

Buy Now for ₹697.00

Buy Now for ₹697.00

About this listen

【解説】
 源氏物語の「若菜 上」の巻は、光源氏が四十歳頃の、絶頂期であると同時に衰運の始まりとなる時期を描いている。栄華と老い、女性たちの嫉妬と悲しみ、前世からの因縁などが絡みあう。
   出家を間近に控えた朱雀院は、後ろ盾のない愛娘・女三宮の将来を深く案じ、源氏へ彼女を託すことを決める。源氏は最終的に承諾したが、それまで正妻的地位にあった紫の上は激しく動揺。表面上は穏やかに女三宮を迎える準備を進めるものの、内心では深い悲しみに沈み、次第に出家を願うようになっていく。
   年明けに女三宮が降嫁するが、源氏は彼女のあまりの幼さと頼りなさに失望を禁じ得ない。そんな中、源氏はかつての恋人である朧月夜が実家へ戻ったことを知り、密かに再会。帰宅したところ、それまでとは違う紫の上の冷ややかな態度に戸惑う。一方、内裏の明石の女御は懐妊し、六条院で無事に東宮の男御子を出産。明石の一族は最大の栄華を極め、源氏の四十賀も世を挙げて盛大に執り行われた。
   しかし、その栄華の裏で悲劇の幕が上がる。かねて女三宮との縁談を望んでいた内大臣の息子・柏木は、彼女への未練を断ち切れずにいた。三月末、六条院で開催された蹴鞠の催しに訪れた柏木は、飛び出してきた唐猫が御簾を跳ね上げた一瞬、その奥に佇む女三宮の姿を偶然垣間見てしまう。この運命的な「垣間見」をきっかけに、柏木の恋心は狂おしいほどに募り、やがて源氏の平穏を揺るがす禁断の事態へと突き進んでいく。
  【底本】与謝野晶子「全訳源氏物語」(角川文庫版中巻)
   
©2026 響林社 (P)2026 響林社
Asian World Literature
No reviews yet