バターチキンカレー発祥の店が訴えられていた!?世界中で食べられているバターチキンカレーについて (#22)
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東京マサラ研究所がお届けする、カレー哲学と親方によるインド料理ポッドキャスト。今回は永遠のヒーローバターチキンについて。
バターチキンとナン
バターチキンは、世代やインド料理オタクであるかどうかにかかわらず、もはや多くの日本人にとって一般的な存在となっている。バターチキンはインドだけでなく、イギリス(チキンティッカマサラ)やニューヨークなどでも一般的に食べられており、北インド料理(パンジャーブ・ムガル料理)の範疇に入る。
• 発祥の店での訴訟
発祥の店とされるデリーのモティ・マハルについて。1947年のインド・パキスタン分離独立の際、パキスタン(ペシャワール)からデリーへ出てきた料理人、クンダン・ラル・グジュラールさんが、タンドリーチキンがパサパサになるのを防ぐため、トマト、クリーム、バターなどをリッチに使ったグレービーと組み合わせて提供したのが始まりとされている(真偽は不明)。モティ・マハルは、共同経営者の孫が「ダリヤガンジ」という店名でオープンし、どちらが真の発明者かを巡って訴訟を起こされた。この訴訟ではレシピや資料が約2,700枚にも積み重なったが、最終的にモティ・マハル側が勝訴し、ダリヤガンジは「元祖ではない」と否定されました。賠償金は2億ルピー(約3億4000万円以上)に上る。
バターチキンの様々なバリエーション
1. モティ・マハル
味が濃く、カボチャが入っていないのにカボチャのように濃厚でまったりとしたグレービーが特徴。酸味は少なく、香りは穏やかで、日本のクラシックなバターチキンに近い味わい?
2. ハブ・モア
高級店で提供されるこのバターチキンは、バターの濃厚さがありながら、シャープなトマトの酸味がアクセントとして効いており、料理としてバランスが取れていて食欲をそそる完成度の高い一品。
3. アスラム・バターチキン
デリーのオールドデリーにある店発祥で、タンドリーチキンに生クリームやヨーグルト、胡椒を和え、それを溶かしバターの海に沈めチャートマサラをかけるという、グレービーを作らない「油チキン」といえる。
構成要素から見ると「バターチキン」という名に最も忠実な料理かもしれない。ただし、人気が出すぎて数を回すようになったためかクオリティはやや不安定。
バターチキンは日本において、もはやインド料理という枠を超え、ハンバーグやラーメンといった国民食と同列の比較対象になっているのかもしれない。
インド料理オタクが新しい料理を追い求めてバターチキンを一時的に避ける傾向があるが、バターチキンはオタクに限らず、国民全員がフラットな目線で判断できる「すごい」料理である。今一度バターチキンに立ち返り、作ってみてはいかが。
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