第2回:Wet Shaving Lab.〜一枚刃の誘惑〜|ドイツの至宝「メルクール34C」徹底解剖!物理教師が紐解く2ピース構造の機能美と、2024年「2.0」アップデートの真実
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はじめに
「5分の面倒な作業を、20分の楽しい趣味に。」 札幌在住の高校物理教師、堀です。2026年が幕を開けました。新年最初の配信となる今回は、アメリカの「The Razor Company」から届いたばかりのシェービング用品を巡る旅の話から始めましょう。シカゴの悪天候による1ヶ月の遅延を経て届いた荷物は、海外通販ならではの「待つ楽しみ」を教えてくれました。
第2回となる今回は、ウェットシェービング界で「一生モノ」と称えられるドイツの名作、メルクール(Merkur)34Cを特集します。
1896年創業の老舗ブランドが放つ、約80年の歴史を持つこのモデルは、なぜ世界中の愛好家に選ばれ続けるのか。その魅力を物理教師の視点で分析します。
多くの両刃カミソリが3つのパーツで構成される「3ピース」であるのに対し、34Cはハンドルとベースプレートが一体化した「2ピース構造」を採用しています。
機能美: トッププレートとハンドル底部のネジだけで固定する、合理的な設計。
安全性: 石鹸で滑りやすい手でも、刃に直接触れるリスクを最小限に抑えて開閉・調整が可能です。これは実用面で非常に大きなメリットです。
「ヘビーデューティー」の愛称通り、ずっしりとした重厚感が特徴です。
小回りの利く短めなハンドル: 鼻の下や顎のラインなど、複雑な角度が求められる部位でも、重心が安定しているため物理的にコントロールしやすい設計になっています。
34Cは、肌に優しい「マイルド」な剃り心地の代表格です。
初心者には出血のリスクを抑える優しさを、ベテランには日常使いの安定感を提供します。
より刺激を求める「アグレッシブ」な設定とは対極にある、完成されたバランスがここにあります。
2024年、公式には発表されていないものの、愛好家コミュニティで話題となっている「未公表のアップデート」について切り込みます。
ブレードギャップの変更: 2017〜23年モデルが「マイルドすぎた」という声に応え、2024年モデルでは刃の隙間がわずかに広がり、かつての剃り味に戻ったという解析があります。
国内クラウドファンディングとの関連: Makuake等で展開されている最新モデルに触れ、モニターが「2.0」と呼称するその進化の真実に迫ります。
34Cの実力を測るため、5日間連続で使用したレビューをお届けします。
アストラ・グリーン(マイルド系): 確実で安定した、日常的な剃り心地。
フェザー・ハイステンレス(鋭利系): 「世界一鋭い」と言われるフェザーとの組み合わせ。マイルドなホルダーが鋭い刃を制御し、最高に快適な深剃りを実現する、まさに「黄金コンビ」です。
道具の構造や歴史を知ることで、毎朝の髭剃りは「作業」から「探求」へと変わります。メルクール34Cは、その探求の旅における最高の相棒となるでしょう。
次回予告 次回は、シェービングソープ界のコストパフォーマンスの王様、「スターリング・ソープ(Stirling Soap Company)」の世界を深掘りします。どうぞお楽しみに。
ご意見・ご感想募集 X(旧Twitter)にて、ハッシュタグ「#WSL」(Wet Shaving Lab.)を付けてぜひ投稿してください!番組で取り上げてほしいテーマもお待ちしています。