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Mdo朗読/語り部屋

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Written by: Mdo
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眠れぬ夜に聴く、背筋の凍る大人の童話他 様々なシリーズを配信 原典に忠実な朗読で、残酷さも教訓もそのままに お届けします。2日に一回の配信となります。 どうぞお楽しみに♪ 📖note https://note.com/hibi_kokeru2024
Episodes
  • 第5話 ― 余裕は、持っている人に集まる ―
    Jan 14 2026
    第5話 ― 余裕は、持っている人に集まる ― おお、おまえさん。 余裕のある人、 最近、減ったと思いませんか。 忙しい。 追われている。 余裕がないのは仕方がない。 そう言いながら、 心まで尖ってしまう。 けれど江戸の世では、 余裕は「持つもの」じゃなく、 集まるものだと考えられておりました。 ―ところで。 江戸に、こんな小噺がございまして。 町内でも評判の姉さんが、 縁側で、旦那にぽつりと聞いた。 姉さんが 「旦那、 余裕って、どうしたら出るんでしょうね」 旦那は、すぐには答えない。 茶をひと口すすってから、言う。 「出そうとすると、出ねぇ」 姉さんが 「じゃあ、どうすれば?」 「追いかけるのを、やめることだ」 江戸の粋な人間は、 忙しいほど、歩くのが遅かった。 人を待たせるためじゃない。 自分が乱れないためだ。 姉さんが 「でも、無理しなきゃ回らないことも…」 「無理はするさ。 だがな、無理を見せねぇ」 余裕の正体は、 金でも、時間でもない。 旦那が 「流れを受け入れる覚悟だ」 焦りは、必ず伝わる。 余裕も、必ず伝わる。 だから、 余裕のある人の周りには、 自然と人が集まる。 安心できるからだ。 今の世の中ほど、 余裕が「才能」になる時代はありません。 余裕は、作るものじゃない。 整えた人に、集まってくる。 次回は、 「人は、言われた通りには動かない 」 そんな小噺を一席。 では、 おあとがよろしいようで。 #AI#小噺#心理学
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    2 mins
  • 第4話 ― わかる人ほど、急がない ―
    Jan 12 2026
    第4話 ― わかる人ほど、急がない ― おお、おまえさん。 この頃は、何でも早いのが良いと言われますな。 早く決めろ。 早く答えろ。 早く結果を出せ。 少しでも立ち止まれば、 遅れているだの、 考えが足りないだのと、 すぐ言われる。 ですがね、 江戸の世では、 「急ぐ人ほど、間違える」 そう考えられておりました。 ――ところで。 江戸に、こんな小噺がございまして。 商いを始めたばかりの若い衆が、 縁側で、旦那に愚痴をこぼした。 若い衆 「旦那、悠長にしてたら、 世の中に置いていかれますよ。 早く決めなきゃ、勝てません」 旦那は、すぐには答えない。 庭の石を眺め、 風の音を聞いてから、口を開いた。 「江戸じゃな、 急ぐ奴ほど、道を間違えた」 若い衆 「でも今は、 スピードの時代でしょう?」 「だからこそだ」 江戸の番頭は、 決断が遅い。 だが、外さない。 なぜか。 「全部、見てから動くからだ」 焦ると、人は一部しか見なくなる。 都合のいい情報だけ拾い、 決めたつもりになる。 若い衆 「じゃあ、待つのが正解なんですか」 「待つんじゃねぇ。 整うのを待つんだ」 早さは、誰でも出せる。 だが、 待てる人間は少ない。 わかっている人ほど、 自分から急がない。 流れが来るまで、 腰を据える。 教養ってのは、 知識の量じゃない。 急がない胆力だ。 今の世の中ほど、 急がない勇気が、 値打ちを持つ時代はありません。 次回は、 「余裕は、持っている人に集まる」 そんな小噺を一席。 では、 おあとがよろしいようで。 #AI#小噺#心理学
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    3 mins
  • 第3話 ― 黙って損する人、黙って得する人 ―
    Jan 10 2026
    第3話 ― 黙って損する人、黙って得する人 ― おお、おまえさん。 黙っていると、損をする。 そんなふうに思うこと、ございませんか。 言わなきゃ伝わらない。 主張しなきゃ、置いていかれる。 今の世の中、 口を閉じているだけで、 弱い人間みたいに見られる。 ですがね、 江戸の頃は、少し違いました。 黙ることは、 負けでも、逃げでもない。 むしろ、力の使いどころだった。 ――ところで。 江戸に、こんな小噺がございまして。 評判のいい姉さんがいた。 気が利くが、出しゃばらない。 意見は持っているが、声を荒げない。 ある日、縁側で、 旦那とこんな話をしていた。 姉さん 「旦那、黙ってると、 損することもありますよね」 旦那 「あるさ。 だがな、 黙って得する人間もいる」 姉さん 「どういう人です?」 旦那 「場を見てる人だ」 江戸の女将衆の中には、 決して前に出ないのに、 最後は必ず、相談される人がいた。 なぜか。 旦那 「余計なことを言わねぇ。 場を壊さねぇ。 だから、信頼が残る」 黙るってのは、 我慢じゃない。 言葉を飲み込む勇気だ。 姉さん 「でも、言わなきゃ、 分かってもらえないこともあります」 「だから言うんだよ。 一番、静かな時に」 騒がしい場で黙れる人は、 実は、一番、状況を見ている。 江戸の教養は、 声の大きさじゃない。 間の取り方だ。 黙って損する人は、 ただ耐えている人。 黙って得する人は、 時を選んでいる人。 今の世の中ほど、 黙る力が試される時代はない。 次回は、 「わかる人ほど、急がない」 そんな小噺を一席。 では、 おあとがよろしいようで。 #AI#小噺#心理学
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    3 mins
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